認知症による預金凍結の具体的なケース

状況

 

愛知県内にお住まいのAさん(男性・50代)からのご相談です。

 

Aさんのお父様が、突然、自宅で倒れられました。

幸い、命に別条はありませんでしたが、お父様の体が不自由になり、今後、介護施設への入所が必要になってくる状況でした。

 

そのため、Aさんは、今後の介護資金を用意するため、お父様の指示で、お父様の変わりにUFJ銀行へ行き、お父様の預金を引き出そうとしました。

しかし、銀行の窓口では、お父様ご本人ではないため、預金引き出しに応じてくれず、下記の対応が必要だと言われました。

 

「諸般のご事情により、口座名義人ご本人さまの意思確認が困難な中で、ご本人さまの入院・治療や施設への入居・利用費用および税金・社会保険料の納付に必要なご資金の払出しをご希望の場合は、下記書類等をご持参のうえ、窓口にてご相談ください。

 

なお、お支払方法、ご来庖者さまとご本人さまとの関係、ご持参いただく書類によっては、払出しできない場合もございます。

 

お手数をおかけしますが、お客さまの大切なご資産をお守りするためのお手続きであることをご理解いただき、ご準備くださいますよう宜しくお願いいたします。

 

「ご持参いただく書類等]抜粋

 

① 払出しをご希望になる口座の通帳・証書(通帳・証書取引の場合)

 

② 払出しをご希望になる口座のお届出印

 

③ 口座名義人ご本人さまの公的な本人確認書類(運転免許証、健康保険証等)

 

④ご来庖者さまの公的な本人確認書類(運転免許証、健康保険証等)

 

⑤ 口座名義人ご本人さまとご航者さまの関係がわかる書類(戸籍謄本等)

 

⑥口座名義人ご本人さまの意思確認が困難な理由を確認することのできる書類

(医師の診断書、介護保険被保険者証等)

⑦口座名義人ご本人さまのための払出しが必要であること、かつお支払先がわかる確認書類(病院、介護施設等からの請求書・領収書・納付書等)

 

⑧ 振込依頼書等(口座振替依頼jをご希望の場合は、口座振替依頼書)

 

⑨念書兼払戻請求書(投資信託等のご売却を伴う場合は、売却依頼書兼払戻請求書)

 

上記のとおり、たとえ親のためであっても、子供が預金を引き出すのは大変です。

 

このような預金凍結は、事前に家族信託を組むことで解決が可能となります。