遺言と家族信託の違いは?

遺言とは?

遺言は、遺言者が亡くなられた後の遺産を「誰に渡すか」を決める制度です。

家族信託とは?

一方で、家族信託は、生前の財産を「誰が管理するのか」を決める契約であり両者には違いがあります。

遺言と家族信託はどう違うの?

自分の財産を「誰に渡すか」決めておきたいとお考えなら遺言書で対応できます。ただ、生前の財産管理について認知症等の問題は遺言で対応できません。また、遺言は、通常一代限りの資産の承継先を決めるにとどまりますが、家族信託でしたら、生前の財産管理のみならず、二次相続以降の資産の承継先の指定も可能となります。

家族信託の方が対応できる範囲が断然広い!

遺言では遺言者が亡くなられた後の遺産の承継にとどまりますが、

家族信託でしたら、生前の認知症対策から相続時の遺産承継のみならずその後の二次相続の承継先まで決めることができるため、家族信託の方が対応範囲が広いと言えます。